サムネこっちと迷った。
ひなたにしようよ。それは。
ということでひなた回です。感想のテーマもひなたで。
1.平光ひなた というキャラクター
よかった。とってもよかったです。
4話での登場から描かれてきた「平光ひなた」とはこういうキャラクターですよ の完成形がこの9話という感じ。
一番素晴らしいのは、4話で登場しておきながら、今回9話のクライマックスまで、いっぱいヒントはあるけど、誰も明確な答えを言ってない(=言語化されていない)んですよね。「安易に言語化しない」というのは、ヒープリ脚本全体における管理人のお気に入りポイントです。
4話 ニャトランを目撃して突っ走る。結果、友達との約束を忘れる。
→ニャトランを保護しなきゃと思って・・・
初めて目撃したプリキュアの衣装をみて、怪物そっちのけではしゃぐ
→ふっとばされた直後の最初のセリフは「ニャトラン大丈夫?」
5話 人質(人じゃない)を取られているにも関わらず、突撃する。
→ペギタンを絶対助ける!
9話 ニャトランをSNSで拡散
のどか、ちゆを強引にゆめぽーとへ
ビョーゲンズを見つけて一人で突撃
明確にセリフになってるひなたの行動原理はこんな感じです。
4話で出てきた友達も、ニャトランも、5話のちゆも。
みんな、ひなたを認めているけど、「なぜ認めているか」は誰からも言語化されていないんです。ここまでは、ひなたの行動原理はあくまで「ひなたの言動から読み取ってね」という状態です。
ひなた「わたし、すぐ一人で突っ走っちゃって・・・」
誰からも言語化されていないので、ひなた自身は自分の行動原理を「楽しいものに夢中になってほかのことを忘れる」という負の要素として捉えています。さらに、シンドイーネ様の「考えなし」の言葉も重なります。
ここで、ついに言語化の必要性がMAXになります。今、ひなたに必要なのは言葉にならない心や行動ではなく、はっきりした言葉。という状態。
のどか「ずっと自分そっちのけで、私たちのために考えてくれる」
ちゆ 「突っ走るのは一生懸命だから」
管理人 (・・・涙出る。)
のどか「好き」
管理人 「・・・」(血涙)
世間の例にもれず、管理人も「ひなのど」に歓喜したわけですが・・・
のどかがはっきりと「好き」というのも言語化が最も望まれる状況だからということではないでしょうか。
こうして、視聴者とひなた自身は(他の登場人物はもう少し前から) ついに9話にして、平光ひなた というキャラクターの原型をはっきりと確認しました。今後この原型をもとに一年間ひなたがどのように変わっていくかが描かれるのでしょう。
いや、とってもよい構成でした。最後、3人で写真を撮るくだりでもう一度、「はしゃいで突っ走るひなた」と「でもそれは のどかのためでしょ」がまとめとして入るのもよかったですね。
2.その他 覚書
●ツイッター見て気づかされたのですが、突然脱走するラテ様。このままだととんだ駄犬ですが、あれ、走っていく先にお母さんににた犬が描かれてるんですね。
ラテ様・・・(´・ω・`)
とくに説明がなされてないあたりが、さらに切ない。
●シンドイーネ様もよく考えたら「人のため」(人じゃない)が行動原理だよね。
先週の「いい結果だすためには練習が必要」発言といい・・・
まじでただのいい人では。
●世間で話題の「頭もお花畑」発言。
全編見られた方はまあ、お気づき方思うのですが
その直前の「ネイルをお花畑にしよう」を受けてのセリフですからね!
悪口じゃないよ!ほんとだよ!
●ダウンしたのどかを見て、もう帰ろうと言い出すひなた。それに対して、ちゆも
「あまり無理しないほうが・・・」と同調しています。
先週と立場が逆ですよね。単純に「友達として」の描写とも考えられますが、
深く考えると、「心配する、応援する」は友達としてできるけど、
「それでもやる」の決断は本人にしかできない。ということなのかな・・・とも。
GOプリはそういう考え方でしたからね。ヒープリはどうなんだろう。
以上、9話感想でした。
のろのろ書くから、もう10話が放送されてしまった・・・
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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